最新のAI顔認証デバイスによる労務管理の実証試験を当社本社にて開始しました。 顔認証デバイスの実証試験は、DX戦略部と総務部が連携して、事務所入り口にAI顔認証デバイスを設置し、機器の実証実験と各種連携アプリケーションの開発を行います。 使用するデバイスは、非接触(30~120㎝の距離)で0.5秒以下の高速で顔認証し、同時に自動検温できる高精度感知システムです。 DX戦略部が機器の精度とAIチューニング、問題点を洗い出して、総務部と連携して有効的で効率的なアプリケーションの開発を目指します。 ◆導入の背景 現在行っているスマホ打刻において、毎月700件前後(1日平均25件)の打刻漏れが発生しており、 ・単なる出勤打刻漏れなのか、それとも遅刻なのかが判断できない ・残業したにも関わらず退勤打刻漏れにより実際の勤務時間が把握されていない ・打刻漏れの修正に手間がかかる などの問題が起こっていました。 ◆導入後の期待効果 ①勤怠管理の向上 AI顔認証デバイスを導入することで、社員が事務所入り口のデバイスの前を通るだけで、出退勤の把握ができるようにします。 これにより、スマホでの打刻漏れがあった場合でも、その日の最初の顔認証した時刻を自動的に出勤時刻としたり、最後の顔認証を退勤時刻とすることが可能となります。 また最初に入室した人や最終退勤者の情報把握も可能となり、過度な早朝、深夜残業などの抑制に繋がります。 ②防犯対策 顔写真の登録がされていない人の顔写真も自動撮影され、不審な入室などを検知でき防犯にも役立てます。 ③コロナ対策 顔認証デバイスには検温機能がついているため、体調不良状態での出勤を抑止することができ、コロナ対策にも有効といえます。 ④入退室管理システムとの連携 デバイスを拡張することにより、入退室管理システムとの連携も行い、自動ドアの開閉なども行えるようにします。 今回の実証試験でデバイスの精度を確認し、DX戦略部によるアプリケーション開発が完了した際には、順次各事務所や店舗に導入する事を検討しています。